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アサーションの難しさというほどのことではないけれど:「繊細さん」にとっての電話

「繊細さん」の本が、本屋さんにたくさん並んでいるところを見ると、世の中に「繊細さん」は多くいるんだなと想像しています。
繊細さんの特徴として、気が付きすぎて先回りしてしまうというのがあります。
例えば、職場で電話が鳴っていると、すぐにとらずにはいられません。
電話が鳴っていても平気で仕事を続ける人がいて、気づくと自分ばかりが電話に出ているということになり、自分の仕事は進まず、電話を取らない人に対して怒りがこみ上げてきます。

よく考えると、誰も電話に出てくださいって頼んでないんですよね。
電話が鳴ったら、すぐにとるのが当たり前と思っているので取っているんです。
本では、例えば回数を決めて、1回とったら次はほかの人に出てもらうようにすればよいとあります。

電話が鳴っていても、ぐっとがまんです。

それでもね、電話に出ない人は出ないんですよね…
根負けすることばかりです。連敗。

最近は、出社している人数も少なくて、出社した日は電話当番と覚悟しています。

そんなある日、最近職場に入った人が「ここの電話ってどこに転送されるようになっているんですか?」と聞いてきたのです。
「え、どこにも電話転送されませんよ。我々がとるんですよ」
「そうなんですか。しばらくすると電話の音が止まるので、どこかに自動転送される仕組みだと思っていました」

いや、誰かがとってるんですよ!
世の中には、いろんな人がいますけど、こう来たかっ!
だからと言ってその後も電話に出るわけではなく、電話が鳴ると、さも仕事に集中しているというそぶりをします。

しょうがないなと思いつつ、この話を他の人言ったところ「彼女と一緒の時は、心を鬼にして電話に出ないでいたけど、やっぱり出ないから、もしかしたら上の人から電話に出なくていいと言われているのかと思っていた」とのこと。

この人ももしかして繊細さん?心を鬼にしてまで、電話に出ないようにしてたって…
さらには、電話に出なくていいと言われているんだって思いこもうとしていているって、涙ぐましい。
私も人のこと言えませんが、なんでこんなに我慢するんでしょうね。

どうして電話でないんですかって、なんで聞けないんでしょう?
そして電話に出ましょうねって言えばいいだけのことなのに。
それがハードル高ければ、上の人に、この人は電話にでなくていいことになっているんですかと聞けないんでしょうか?

たかが電話に出ることを大げさにするのもって思うから?
でも、たかがとか言いながら、気になっているんですよね。

相手に適切に伝える方法としてアサーションの本を読んだこともありますが、まったくもってできるようになりません。

くやしいのでブログのネタにしてみました。同じような気持ちの繊細さん、いらっしゃいますよね?