六本木ヒルズの東京シティビューで開催中の『ヘザウィック・スタジオ展 共感する建築』を見てきました。とにかくすごかったので、その気持ちを忘れないようにまとめておきます。
曲線や建物から緑がにょきにょきしていたり、斬新さに驚かされます。
デザインの斬新さが特徴なだけでなく、困りごとを解決する「ソリューション建築」も大きな特徴です。
こちらが会場で流れていたヘザウィック氏のTED動画です。
この動画が流れている場所には、スピンと呼ばれる独楽のようなバランスボールのような椅子が並べられていて、実際に座ることができます。
ゆらりゆらりとしながら、ぐるっと椅子が回転して転びそうな感じがするのだけれど転ばない、そんな絶妙な設計を味わいながら聞く動画の言葉は心に響きます。
会場に入ると、いろいろなモックが展示されていて、特に目を引いたのは、ロンドン名物の二階建てバスです。赤い部分が斜めになっていて、デザインが斬新なだけでなく、このおかげで乗降口が明るくなっているそうです。
そんな素敵なデザインのバスですが、少しインターネットで調べると、斬新なデザインと使い勝手や車掌さんの雇用問題などすべての課題が解決しているわけでもないようです。
それでも、壁に貼られたスケッチを見ていると、世の中の不便を変えていこうという仕事への意気込みというか、熱意が伝わって規定、こういう風に仕事をしたい、こんな仕事に携われるといいなあと思いました。
どんな仕事も世の中には必要だし、自分のしている仕事もどこかでだれかの役に立っているはずと思って毎日を過ごしていますけど、やはりこういう目に見えて理念のある建築というのはわかりやすい。
「いい仕事しています」という言葉が思い浮かびましたので、この記事のタイトルにしてみました。
