アート鑑賞が好きで、あちこちの美術館や博物館を訪れています。
ここ数年で企画展のチケット料金は値上がり傾向。1,800円くらいは普通、2,000~2,200円ぐらいです。これくらいの価格帯の企画展は、日本初出品だったり、国宝や重要文化財、いわゆる教科書で見たことのあるような有名な作品が展示されていて見ごたえがあります。なので、これくらいの料金設定も当然。
そこで、おすすめしたいのが年間パスポートです(ようやくタイトルにたどり着きました!)。
私が今持っている年間パスポートは、こちらです。
東京国立博物館
東京国立近代美術館
サントリー美術館
例えば東京国立近代美術館の年間パスポート「MOMATパスポート」の特典はこんな感じ。
以下の国立美術館の所蔵作品展(コレクションギャラリー)を何度でもご観覧いただけます。
東京国立近代美術館
国立工芸館
国立西洋美術館
国立映画アーカイブ
京都国立近代美術館
国立国際美術館
東京国立近代美術館・国立工芸館で開催される、企画展を各展一回ずつご観覧いただけます。
東京国立近代美術館・国立工芸館の所蔵作品展観覧券を5枚進呈いたします。ご家族ご友人と一緒にお楽しみいただけます。
東京国立近代美術館・国立工芸館のミュージアムショップの商品を5%割引きでお買い求めいただけます。(一部対象外商品がございます)
これでなんと5,000円ですよ!最初企画展は年間を通じて一回だけしか見られないのかと思いました。そうではなくて各展一回ですよ。
例えば、現在開催されている棟方志功展は1,800円。このほか23年に行われた企画展はガウディ展2,200円、重要文化財の秘密1,800円、大竹伸朗展1,500円。これだけでもう軽く購入価格を超えています。中には興味のない企画展もあるかもしれませんが、自分では選ぶと見ない展覧会に足を運ぶのも、新しい世界が広がりますよ。
企画展だけでも大満足、お得なパスですが、この年パスがあることでコレクション展=常設展がいつでも見られることがアートを堪能するのに絶対的に意義があるのです。
企画展は企画展として特別感があっていいのですが、アート消化力が弱い私はたくさんのアートを一度に見ると疲労が激しく、しかも人混みが苦手で、混んでいる企画展は辛い時があります。
ですがですが、常設展は週末であっても、静かに鑑賞することができます。パスを持っているので、何度でも来られると思えば、全部を一度に見なきゃと思う必要もありません。気に入った一枚だけを見て帰るなんていうぜいたくなことができるのです。
この案内、美術館に行くとエレベーターなどにチラシが貼られています。ウェブサイトでは「会員制度・寄付」に詳細があります。
MOMATパスポートの素敵なのは、国立西洋美術館の常設展も無料で見ることができるところ。もうなんてぜいたくなんでしょう。
以前紹介したDEEP LOOKINGするにはこの年間パスは必須と言えます。