暮らしを楽しむ

日々の楽しいことログ

リーチャー~正義のアウトロー~ 海外ドラマ|究極のミニマリスト

Amazonプライムビデオで見た「リーチャー~正義のアウトロー~」がおもしろかった。そして主人公リーチャーが究極のミニマリストで人生に示唆を与えてくれるというまとめです。

リーチャーは元軍の警察官で現在は放浪者。トラブルを引き寄せると自らが言うように降りかかってくるトラブルを力で解決していきます。軍時代のあだ名は大男。正義感が強く実直、体育会系なだけかと思いきや鋭い観察力で人の心理や行動を先読みしていきます。

シーズン1,2が公開されていますが、シーズン1よりも2の方ではリーチャーの軍時代の仲間とのかかわりから人となりがわかります。

リーチャーは放浪生活をしているので荷物は少ないのですが、ちょっとネタなんじゃないのというくらいのレベル。なんと歯ブラシ一本。歯ブラシをブルゾンの胸ポケットに入れているだけ。

洋服は古着屋さんで購入して、着替えたらそれまでの洋服はそく処分。荷物が増えれば車、そのうち家を持つことになると語るのですが、そんな暮らしは孤独じゃないのかと言われます。

リーチャー本人は自分の生き方は自由でみんながうらやむと言うのですが、昔の仲間は理解できるような気もするけれど、要はホームレスじゃない?と言われたり。施された食べ物を食べて生きていくというと、托鉢僧侶のような暮らしにも思えます。リーチャーの生きている世界は、超越世界な感じがします。

そんなリーチャーから私が学んだのは「推測するな」ということ。

シーズン2では軍時代の仲間が裏切者ではないかという思わせる事が起こるのですが、リーチャーは推測からは判断しないと決めつけることをしません。日常の生活でこんな態度を取られたからこうなんだとか、思ってしまうことが多いので、この「推測しない」事実だけを見るというのは、ずしんときました。

Amazonオリジナルドラマですが、トム・クルーズ主演で映画化もされています。先にドラマの方を見てしまったからから、リーチャーは大男のイメージがインプットされてしまってトム・クルーズではスマートすぎて物足りなさがありました。

映画版でも服が1枚しかないので洗濯している裸という究極のミニマリストでした。映画版もAmazonプライムビデオで見られます。本当にいい時代になったな。

とてもおもしろいドラマですが、いかんせん物事を力で解決していきます。だから正義のアウトローという副題なのですが、現実にこんなに殴られたり刺されたり蹴られたりしたらたまったもんじゃないです。