最近「FI」（Financial Independence：経済的独立）という言葉をよく聞きます。
経済的に独立して早期リタイアすることはFIREと言うようです。SNSを見ているとFIRE目指して副業頑張ってます！という方もよく見かけます。
FIREを実現するには、お金をたくさん稼ぐことも大事ですが、生活コストがかからないことも大事。お金がなくても暮らしを楽しめるというのは、FIREへの一歩だなと思います。別にFIRE目指していなくても、お金をかけずに暮らしを楽しめることは収入が年齢とともに増えることが見込めない時代には必要なスキルかもしれません。
お金をかけずに暮らしが楽しめるようになると、収入が減っても暮らしていけることがわかっているので、収入がなくなったらどうしようという将来への不安がなくなります。仕事でいやなことがあってもなんとかなると思えます。
最近、読んだ本でお金をかけずに暮らしを楽しむために参考になったことを紹介します。
『58歳から日々を大切に小さく暮らす』
ブログがとても素敵なショコラさんの本です。
メルカリやヤフオクを活用したお買い物、図書館を利用した読書、百均で買うもの、家計管理などが紹介されています。
【食費は2万円】
食費は2万円。たまの外食は娯楽として計上。日々の自炊とメリハリをつけて、外食ではゆったりおいしいものを楽しんでいらっしゃいます。我が家の食費は月4万円。夫婦二人なので同じくらい。
【日々の自炊】
日々の自炊パックご飯や冷凍食品なども活用。お気に入りの北欧食器に盛り付けて、頑張らずに暮らしを楽しまれています。
【仕事】
お仕事はパートで継続。パートになったことで、収入は減ったそうです。私も無理のない範囲で長く仕事を続けていきたいと思っています。体力的に厳しくなったら、勤務時間を減らして、細く長く仕事をしたいと思っています。収入が減った時の家計管理や職場での立ち位置も参考になります。
【ストレス】
仕事や人間関係でのストレスもお家でゆっくり過ごす時間で気持ちを切り替えること。生きていればいろんなことがあります。それをストレスとして認識して気持ちを切り替えていくこと、自分はまだなかなかできないでいます。
【これからの一人暮らし】
ネットのコミュニティや自治体の無料講座に参加して、話し相手を見つける。自分と同じように話したい人はいるはず。今後、一人暮らしの高齢者、特に女性は増えていきますよね。これからは、そういう人たちのゆるいコミュニティができていくでしょうね。と思うと孤独への不安が和らぎます。
まとめ
人生後半になると、お金をたくさん稼ぐことよりも、ストレスなく穏やかに暮らしていきたいという気持ちが強くなってきます（人にもよるでしょうけど）。
長い人生をお金がなくても暮らしを楽しめる力は、お金を稼ぐ力と同じくらい重要なスキルだと思います。
